今年はマジで暖冬だなぁ。

こんばんわ。
今日も妄想絶好調。粋憐です。


会社で車のドアの話をしてて、ふと思い出した。
数年前の真冬のこと。

彼氏の家で寝ていた私。
はっと目が覚めたら三時前。ヤバい仕事なのに、帰らなきゃ、と用意をして外へ。

その夜は気温が氷点下、その上猛吹雪で警報が出ていた。

その当時、私はフォルクスワーゲンのゴルフ２（愛称ハニー号。なぜならナンバーが８２５だったから）に乗っていた。
ハニー号のドアノブは握って開けるタイプなのだが、その日は握っても固くて開かなかった。ちょこちょこ故障してたから、ドア壊れた？と思った。

しかし違った。車が凍っていたのだ。
全てのドアをチェックしたが凍っている。
雪溶かし剤は車の中だ。
ああ早く帰って寝たいのに！どうしよう。
体当たりをしてみるもビクともしない。
すると彼氏がお湯を沸かしてくれて、ドアにかけると…開いた！
よかった～。

ありがとじゃあね～と車に乗り込みドアを締める。が、しかし再度凍ってしまい今度は閉まらない…

仕方なく、左手でドアの内側の取っ手を持ち、右手でハンドル操作して帰るハメに。ミッションじゃなくてよかったと思った。手が足りない。

ゴルフのハンドルは重い。片手で駐車なんて出来ないくらい。その上ドアも重い。関係ないがアクセルも重い…。
カーブではドアが遠心力で引っ張られ引きずりだされそうになるわ、吹雪で前は見えないわ、雪は吹き込んでくるわ、道路凍ってるわ、ウインカーはドア持ってる側だわ、もう色々と必死だった。

なんとか無事家に到着。車から降りたはいいものの、そうだドア閉まらないんだ。
なにか重いもので閉じておこう…にも手頃なものが見つからない。
彼氏に電話してみる。タイヤで押さえとけば？と言う。それ倉庫から出してくるの？この吹雪の中？
眠くて面倒くさくなった私は、そっとドアを伏せて（閉まってはいない）、朝まで開きませんように～と祈りながら寝た。

朝。
目覚めた私は一番に車のドアを見に行った。

ちょっと予感はしていたけど、パカーンと気持ちよく全開になっていた。
結果車内に積雪３センチ。

その日はビニール袋をたっぷり敷いて会社へと出かけたのだった。


懐かしい、冬の思い出。